COMMONWEALTH OF CASSIOPEIA工芸

9000年の時を塗り重ねる、うるわしの漆。

浄法寺漆

漆は「うるわし・うるおす」が語源であるという説がある。古くは縄文時代から使われており、約9000年前の日本のものが世界最古である。現在、国内で流通している漆の97%以上が輸入によるもので、国産はわずか3%。日本を代表する国宝建造物の修復にも使用されているほど非常に価値の高いものであるが、その国産漆の約70%がカシオぺア連邦を中心に生産されている浄法寺漆である。地域内で原木を育て、漆を掻き、国産の木地に浄法寺漆を塗り重ねて作る浄法寺塗はいわば「究極の漆器」。その魅力は国内にとどまらず、ニューヨークをはじめ海外でも高い評価を得ている。漆器の魅力は何と言っても「一体感」。やわらかな口当たり、手の中で馴染む木のぬくもりは日々の生活に安心感を与えてくれる。シンプルで堅牢な浄法寺塗は使うことで艶を増す。使用者の人生に寄り添い、同じ時を刻むことで漆器もまた完成するのである。9000年の時を超え、今もなお人々の生活にうるおいを与え続ける漆。その魅力に是非かぶれてみて欲しい。

購入できる場所・体験・見学できる場所の詳細情報

店舗名
滴生舎
住所
岩手県二戸市浄法寺町御山中前田23-6
電話番号
0195-38-2511
営業時間
8:30〜17:00
定休日
火曜日
ウェブサイト・SNS等

https://urushi-joboji.com/